我久々書超短編小説

7月7日って何の日でしょうか。そうですね、七夕ですね。
月曜にも増えたバイトでバタバタしたあと家に帰ってきてニコニコのランキングを巡っている途中。











あ。









柊姉妹の誕生日ではありませんか?!


柊姉妹の誕生日

少なくともかがみは誕生日

「誕生日プレゼントは私」とかって言うこなた




いろいろ突っ込みどころ満載な3段論法が私の頭の中で展開され、


そうだ、こなかがSSを書こう!!


と思い立ったので急いで書き始めまして・・・
結果、2日で完成!
よく頑張ったよ、私・・・


あと、物語中に出てくる逸話を教えてくれた飼い猫に感謝。
カササギさん、こなかがの二人は落とさないであげてください。


今回は、まだこなたへの恋心に気づいてないかがみのお話です。
しかも結構穏やか目。


加えて、私が最近は別のSS(上手くすれば短編小説になりそうな分量)を書いていたせいで、文体が今までと違っているかも知れません。
だってジャンルとか全然違うし。今まで見たくギャグ物でも甘々な百合物でもなく、微妙に戦闘物・・・


前置きはここまで。
では、百合物・こなかがが大丈夫、という人のみ先へどうぞ。



『やふー、かがみん。誕生日おめでとう』
「な、どうしたのよ、こんな時間に電話掛けてきて?!」
『かがみの誕生日をいち早く祝いたくてさ。多分かがみのことだから、この時間も起きてるんじゃないかと』
「もう寝るところだったわよ」


驚いた。
今の時間は午前0時。まだ長針は0と1の間をさまよっている。
ベッドに潜って電気を消そうとしたら突然携帯が鳴って、掛けてきた相手は


「そんなに早く誕生日祝ってどうするのよ、こなた」
『いや、それだけ。去年は日曜日だったから良かったけど、今年は平日じゃん。だから早くしないとみゆきさんとかつかさに祝われちゃう、と思って』
「なにそれ」


多分こなたは、今もパソコンの前なんだろう。そしておそらくギャルゲーの類でもやっているのだろう。
それで、机の椅子に寄りかかって机に脚を乗せて、右手に携帯を持ちながら、左手でEnterキーを押して・・・


『もしもし、かがみー? 聞いてる? おーい』
「え、あ、ああ、ごめん。ちょっと聞いてなかった」
『あ、ごめんね。こんな時間だから眠いよね。じゃあそろそろ・・・』
「あ、ちょっと待った!」
『な、なにさ、突然大きな声出して・・・』


びっくりしたよー、と言うこなた。
私は用意していた次の言葉を口に乗せる。


「ありがとね」
『・・・うん』


「じゃあ明日・・・じゃない、今日か。また学校でね」
『うん。おやすみー』


ツーツーツーという、スピーカーから発せられる音を聞きながら、


どうして、さっき私はこなたの様子をあんなにも細かく想像できたんだろう・・・


なんて事を考えていた。
長針がそろそろ2にたどり着きそうになっていた。






「おっす、こなた」
「こなちゃん、おはよう」
「ぅー、おふぁよー・・・」


翌日、いつもの駅前でこなたと待ち合わせた。
予想通り眠そうな顔のちびっ子が、アホ毛をしおらせてやってくる。


「また徹夜か? あの後ずっとゲームでもしてたんだろうけど」
「え、なんでわかるの?! かがみって、ひょっとしてエスパー?!」
「んな訳あるかっ! あんたの夜更かしのパターンなんて、アニメ観るかゲームしてるかのどっちかしかないじゃないの」
「そんなことないよ。ネット見て回ってたり、PCのカスタマイズに凝ってたり・・・」
「ほとんど同じ様なもんでしょうが」
「お姉ちゃん、透視とかやってみせて!」
「あんたも信じるな!!」


バスまで歩きながら、こんな他愛もない会話をして盛り上がる。
大学に入っても、これと同じ様な生活が出来るんだろうか・・・
歳を一つとったからか、急に未来の一部が近づいてきたような気がした。


「あー、そうだ。お誕生日おめでとう、つかさ他一名」
「また略すのかっ!」
「ありがとう、こなちゃん」
「じゃあ早速プレゼントを・・・これはつかさの。はい」
「うわー、ありがとう!」


バスに乗り込み、鞄から取り出した包みをつかさに渡すこなた。
薄い、四角い箱がラッピングされている。


「開けて良い? こなちゃん」
「良いよー、ただし人目には気をつけてね」
「え」


時既に遅し。手早くラッピングを解いたつかさの手には・・・


「あんた、人の妹になんて物渡してんのよ!!」
「だってこういうゲームできる年齢だから・・・」


まごう事なき、エロゲーのパッケージが。
つかさが慌てて鞄にしまいこむ。


「が、頑張ってやってみるね」
「そんなもの頑張らなくても良いわよ! まったく、お前って奴は・・・」
「比較的、攻略が簡単なやつを選んできたんだよ?」
「余計な台詞を口走るんじゃないっ!」


さわやかとはほど遠い雰囲気のバスが、学校の前に到着した。
空が黒くなってきていた。






(そう言えばもう18歳なのよねー)


授業中、今朝のことを思い出して、ふと複雑な気分になった。
18歳と言えば、今朝のようなゲームが出来るようになる年齢、大人と子供の境目だ。
あと半年もすれば大学受験も始まるし、合格できれば晴れて大学生。いよいよ本当に大人に近づいていく。
そう言えば大体の現代日本を舞台にするラノベにおいて、主人公は高校生とかであることが多い。なぜだろう。
多分、大人と子供の間で揺れる心境、いろいろなことに興味がある年頃、有り体に言えば青春なんかが作品にする上でネタにしやすいからだろうか。
大学生が主人公のそういうラノベなんて、ダーティフェイスしか知らない。あれは主人公が高校生では、流石に設定に無理があるからだろう。例外だ。


「おーい、柊。聞こえとるんか?」
「あ、はい、すみません!」


考えるのは後だ。センターでも世界史は必要なんだからしっかりやらないと。






「ということを考えてみたんだけど、どう思う?」
「ああ、確かにマンガでもそういうのは多いねー。でもかがみが思うほどマンガには『主人公は高校生』ってやつは無いかな」
「ふーん」
「こなちゃん詳しいねー」
「まあねー」


いつもの昼休み。
今日のお弁当はつかさの手作りだ。見た目も良いし、味は言わずもがな。


「ゆきちゃんは知ってた?」
「いえ、存じ上げませんでした。お恥ずかしながら・・・」
「いや、知らなくても恥ずかしくないし、むしろ知ってる方が恥ずかしいかも知れないようなことだから」


みゆきからも、さっきプレゼントを貰った。
去年はイヤリングだったからと、今年はネックレスだそうだ。学校では開けない方が良いだろう、ということでまだ開けていないが。


「あ、雨だ」
「とうとう降り出したかー」
「お誕生日なのに残念ですね」
「別にそんなこと気にしないわよ」
「傘どうしよ・・・」
「また持ってきてないのかよ!」
「あ。それとさ、かがみ」
「ん?」
「かがみのプレゼントさ、鞄に入れてくるの忘れちゃったみたいなんだよねー」
「・・・そ、そう。だから?」


こなたが私にプレゼントを用意してくれた。
こなたが私にプレゼントをくれない。


どっちのウェイトが高いのか。
胃の中に冷たい物が落ちた気がした。


「だからさー、傘に入れて貰うついでに、帰りにウチに寄ってってよ」
「あ、うん。良いけど・・・」
「じゃあついでにゲマズも・・・」
「それは却下」
「えー、七夕限定の景品が・・・」


さっきの感じなんて気のせいよ、気のせい。
そう、気のせい・・・








「いらっしゃーい」
「お邪魔します」
「お、かがみちゃんか。いらっしゃい」


こなたの家にはやっぱりこなたのお父さんが居て。ゆたかちゃんはまだ帰っていないらしい。


「今夜はみなみちゃん家でお泊まり会らしいよ」
「ふーん」
「ま、従姉妹の姉としては仲の良い友達が出来てくれてうれしい限りなんだけど」
「ゆいさんが聞いたら大喜びしそうね」
「あはは、車ぶっ飛ばして様子見に来そう」
「安心して見に来なくなるんじゃないの?」
「いや、ゆい姉さんの事だから、ゆーちゃんが可愛くて見に来るかも・・・」


そんな話をしながらこなたの部屋に荷物を散らかし、その辺に座って部屋を眺める。


「相変わらず凄い数のフィギュアだな」
「集めるの苦労したんだよー」
「もうちょっとその熱意を勉強に」
「あーあーきこえないきこえない」
「ったく、あきれた奴」


しばらくこなたがその辺をゴソゴソやってたかと思うと、


「あったあった」
「何でそんなところに埋まってるのよ・・・」


積んであったゲームと書類の山の間から、何らかの箱を取り出した。
見たところ、ゲームのディスクではなさそうだ。


「はい、かがみにプレゼントー」
「ありがと」


軽めの、細長い箱。
私には中身が想像できなかった。


「開けても良い?」
「まだだめー」
「何でよ」
「夜になってからじゃないと面白くないもん」
「何よ、よけいに中身が気になるじゃない」
「そう言うわけだからさ、一緒に夜まで居よ?」


言わずもがな、7月は日が沈むまでが長い。夏至は過ぎたとは言え、6時を過ぎても空は明るいのだ。
そして携帯のディスプレイが映し出す時刻は15時48分。


「あとどれだけかかると思ってるのよ」
「んー、あと1時間くらい?」
「それでも暗くなってないわよ」
「え、えー、じゃあ2時間」
「家に帰らないとマズい時間なんだけど」
「う、うーん・・・じゃあ泊まってって!」
「着るものとかはともかく、明日の持ち物はどうするのよ」
「うーん・・・やっぱり電話したときに言っちゃうべきだったのかなぁ・・・」
「何? なんか言った?」
「ううん、別に何でもないヨ!」


慌てて両手を振るこなた。怪しい。


「何企んでるわけ? 場合によっては・・・」
「ぅう、怒らないでー」
「・・・つ、付き合ってあげなくもないけど?」
「・・・かがみがデレた・・・」
「うっさい」


こなたの頭にたんこぶが出来る。
不思議と、もうしばらくこのちびっ子を眺めていてもいいような気分になった。







「っよし、日が暮れた!」
「で、何なのこれ」
「こっちきて、かがみ」
「あ、ちょっと!」


こなたが突然部屋から飛び出していった。私も急いで後を追う。
たどり着いたのは


「庭に何かあるの?」
「これこれ」
「笹?」
「うん。七夕だし」


そこにあったのは、まごう事なき笹だった。こなたの背丈くらいはあるだろう。すでに結構な量の飾り付けが済ませてある。
そんな笹が、窓の近くに立てかけられていた。


「お父さんとゆーちゃんと3人で飾ったんだよ。豪華じゃない?」
「ホントにあんたのところは仲が良いな・・・」


ため息が出る。
しかし、こなたが言うとおり、飾り一つをとっても丁寧に作られているのが見て取れる。赤い折り紙で作られた提灯の切れ込みの細かさが凄い。


「あ、その提灯はゆーちゃんが作ったの」
「なるほど、丁寧なわけだ。でも残念ね。そのゆたかちゃんはお泊まりに行ってるし、こんなに曇って・・・」


ポツ、と。見上げた空から落ちてきた滴が、私の頬に当たった。


「降ってきてるし・・・」
「あーっ、飾りが濡れちゃう! かがみ、手伝って! 窓開けて!」
「あ、う、うん!」


こなたが笹を室内に運び込もうとするが、小柄な体では笹を抱えてしまったら窓が開けられない。
急いで窓を開けると、そこから笹が放り込まれる。
私とこなたが部屋に入った直後、本降りになった雨がガラス窓を叩き始めた。


「危なかったわねー」
「うん」
「ところでこなた、結局プレゼントと笹と何の関係があったのよ」
「うん・・・開けてみて」


言われるままに包みを解くと、そこには色とりどりの短冊の束が。


「かがみの願い事専用の短冊。書いてくれたもの、一つでも私が叶えてあげようって思ってさ」


こなたの顔が暗い。雨が降ったのがそんなにショックだったのか。


「で、織り姫と彦星の、話でもしながら・・・しながらさ・・・」
「ちょ、ちょっとこなた?」
「かがみに・・・私の気持ち伝えたくて・・・これじゃあ、二人は会えないよ・・・」


泣いていた。
いつも飄々としていて、どこかのん気で、滅多な事じゃ泣かないこなたが。
星が見られないことで、口元をゆがめて、大粒の涙をこぼして泣いていた。


「こなた・・・?」
「あ、ごめんね、突然泣いたり、して・・・もう、大丈夫だから・・・うん」
「・・・」


やっぱりこなたが泣いていたのはわずかな時間だった。
それはそれで良いのだが、気になることが一つ。


「あのさ、こなた。さっき言ってた『こなたの気持ち』って・・・」
「あ、うん。そのことね・・・」


ぐずっ、と音を立てて、こなたが鼻をすする。
やがて覚悟を決めたかのようにこなたが顔を上げ、言った。


「私ね、かがみのことが好きなんだ」
「・・・・・・うん」
「びっくりしないの?」
「うん」
「普通、驚いたり、『女同士だから』とか言ったりしない?」
「しない」
「・・・何で?」
「何でだろうね」


不思議と、そんな気持ちは湧いてこなかった。
何故だかはわからない。
ただ、欠けていたジグソーパズルにはめる、最後のピースが見つかったときのような充足感。
私は窓の外に目線を移した。


「ねえ、こなた」
「ん?」
「七夕に雨が降るとさ、天の川があふれちゃうんだって」
「うん」


こなたが私の隣に来て並ぶ。


「でもね、あふれたときはカササギの大群がやってきて・・・」


私の隣に置かれた小さな手に、大きな手を重ねる。


「橋になってくれるんだって」
「へぇ、そうなんだ」


重ねた手が、やがてお互いの指を絡ませ


「折り紙、まだ残ってない?」
「残ってるよ。特に黒い紙とかは使わなかったから、たくさん」
「じゃあさ、一緒にカササギ折ろ?」
「良いけど・・・かがみ、カササギなんて折り方知ってるの?」
「う・・・知らないけど・・・じゃあ代わりに鶴でも折って、ね」
「さーんせーい」


取ってくるからちょっと待ってね、とこなたが別の部屋に消える。
その間、私はこなたと繋いでいた手を、じっと見ていた。


「働けど働けど、我が暮らし楽にならざり、ってやつ?」
「違うわよっ! って、こなたにしては珍しい言葉知ってるじゃない」
「ちゃんと勉強してるって事だよ」
「お、大学行く気になったのか?」


頭をなでてやるとネコ口になるこなた。まるで本当にネコみたいだ。


「かがみと同じ所受けようと思ってさ」
「でも、どこの学部受けるつもりなのよ。私と同じ法学部選んだら、あとから後悔することになるかもよ? 自分には合わないところだー、とかって」
「大丈夫。私が受けるのは経済学部だから」
「へえ、何でまた」
「今のバイト楽しいからさ、経営の勉強とかして、もっとあの喫茶を盛り上げていけるようにしたいな、って」
「良いじゃない」


折り紙が入った箱から、こなたが黒い折り紙を束で取り出した。束の半分くらいを渡して貰って、さっそく鶴を折る。


「折り方ってこれで良いんだっけ?」
「そうそう。次はその部分が袋になるように折って・・・」
「こう?」
「違う違う。こう」
「あー、そう言えばこんな折り方だったねー」
「しっかりしなさいよ、もう」


私の手元にカササギ(鶴ではない。念のため)が2羽できあがる頃、こなたのカササギがようやくできあがった。


「かがみ早ーい」
「あんたが遅いだけでしょ」


でも少しするとこなたも上手くなって、あっと言う間に私より速いペースになってしまった。総量ではまだ私の方が多いけど。
黙々と折り進める。
お互い黙っているのに、その空間が何となく心地よかった。
ふと折り紙から顔を上げて、こなたの顔を見る。
小さな顔が真剣さを宿して折り紙を見ていた。
するとこなたが私の視線に気づいたようで、


「どうしたの?」


顔を上げた。


「さっきさ、こなたに『好き』って言われたときに、何で驚いたりしなかったのか、考えてみたのよ」
「うん」
「私もね、こなたのことが好きだったみたい」
「・・・え」
「だってさ、気が付けばこなたのこと考えてて、今何やってるかなーって想像してたり、今度は何買うつもりなのかなーって」
「かがみ・・・嬉しいんだけど、それってストーカーの域に達してるよ・・・」
「う、うるさいわね・・・とにかく、そういうこと」


顔を赤くしながら、私は強引に話を終わらせた。


「そっか」


こなたが微笑む。


「うん、そう」


つられて微笑む私。


「ねぇ、かがみ」
「ん?」
「ちょっとこっちに顔寄せてよ」
「うん」


これからあることを予想して、私は目を閉じてこなたに顔を寄せた。


「ん」


頬に、湿った、柔らかい感触。
そっと片目で盗み見ると、こなたも目を閉じていた。
私はそのまま小さな体に手を回し、その温かさを体に感じる。


私は、今幸せだ。






「こなちゃん、おはよー」
「おっす」
「おはよー」


翌日、いつもの駅で待ち合わせる私たち。
夜明け頃まで降っていたらしい雨は止んで、空は青く澄んでいた。


「あれ、今日はこなちゃん、眠そうじゃないね」
「かがみに早く寝ろって言われちゃ寝るしかないじゃん」


不健康な生活するんじゃない、って言ったら、昨夜は早く寝たらしい。
この調子で勉強もしてくれれば良いんだけど・・・
ここからはバス停まで歩きだ。


「かがみ」
「ん?」
「手繋ご?」
「うん」


こなたと指を絡ませる。こうしているところを見られると、多分、恋人同士ではなく保護者と子供に見えるんだろう。


「あれ、お姉ちゃんとこなちゃん、昨日何かあった?」
「ううん」
「別にー」


いつもとちょっぴり違う朝の中を、私たちは学校へ向かった。








「あ、こなちゃん。私ね、あれからちょっとあのゲームやってみたんだ」
「やったの?!」
「で、どうだった? どうだった?」
「結構面白いねー。はまっちゃうかも」
「でしょ! つかさなら気に入ってくれると思ったんだよ」
「・・・もうあきれて物も言えんわ・・・」


こなたの頭をコツンと叩く。


「つかさがあんたみたいになっちゃったら、ちゃんと責任取りなさいよ」
「え゛」
「なーんてね、冗談よ。でもつかさ、受験もあるんだからゲームしてないで勉強しないと」
「でもそんなの関係ねぇ・・・ダメ?」
「駄目に決まってるでしょうが!」



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