幸福の振れ幅
幸せの絶頂にある。そんな人が突然死ぬ。衝撃!
上り下がりが急であるほど衝撃が大きい事は、TV版まどか☆マギカの3話でマミさんが身をもって証明してくれました。
上り下がりの波の数と波の乖離だけでなく、その形状も大切でしょう。
単なる上り下がりとは異なり、振れ幅については一般的な合意を得る事が難しそうです。
私は杏さやが共闘したシーンで感動し大泣きしたクチです。私が評価すれば、「杏さや共闘シーンで大きく持ち上げられ、ほむら悪魔化シーンで大きく落とされた」ということになります。
しかしこれは「杏さやというCPにある程度入れ込んでいた」という前提条件があったからなので、公平な評価とは言えないでしょう。
申し訳ないのですが、「私の場合」という特殊な場合に条件を絞って、幸福の振れ幅が大きくなる箇所を挙げます。
- ほむら結界の幸せな生活
- 視聴者に「この世界は何なの?」と疑問を抱かせながらも、本編ではあり得なかった5人の魔法少女生活を見られて微笑ましい。
- 風見野にたどり着けない
- 一番始めに大きく不安を煽る箇所。ここから初めの下り坂が始まったような。
- マミほむ対立
- 結界の存在に気付いたほむらが、この幸せな世界との対立をはっきりさせるところ。下り坂の角度が急になったような。
- 結界の正体を知る
- そろそろ最初の底が見えて来た感じ
- QBの野望を阻止するため永遠に報われない道を選ぶほむら
- ここが最初のどん底でしょうか。ほむらならこういう選択をするのも致し方あるまいと思う程度。
- みんながほむらを助けにくる
- 急上昇。どんな魔法少女も見捨てておかない円環の理の皆さんに涙。
- 杏さや共闘
- 感動しか覚えませんでした。オクタヴィアが杏子の槍を持って戦ってるシーンとかもう。
- まど神様がお迎え
- ここで山のてっぺんが見えた感じ。ああ良かった、と思いつつも、まだ何かあるんじゃないかという一抹の不安が頭をよぎる。
- ほむら、まど神様を捕まえる
- 視聴者は急降下。ほむらちゃんは更に登り始める感じ。
- デビほむ誕生
- 「愛」の一言で坂が更に急に。
- 改変後世界でのほむさや
- どんどん状況が悪くなって(ほむらにとっては良いようになって)いる事が発覚し更に下(上)へ
- 覚醒しかけるまどかと瞳に何かを湛えるQB
- 状況変化の可能性を見せることで、視聴者に期待を持たせる。ほむらにとっては好ましくない兆候。底(てっぺん)が見えた感じ。