メリーバッドエンド

物語の進み方は、概ね以下の通りでした。

  1. 理想の世界で幸せな生活
  2. 幸せな世界の真相が発覚
  3. ほむらは結界の中で絶望に沈みかける
  4. 円環の理はほむらを見捨てていなかった
  5. 全員でQBの呪縛に立ち向かう
  6. ほむら悪魔化
  7. ほむらによって改変された世界

奇数番目が場面、偶数番目がアクションになります。


「上げて落とす」と言った、幸福の上り下がりに注目してみます。
よく言われるように、まどか☆マギカは「メリーバッドエンド」と呼ばれるタイプの作品です。
メリーバッドエンドの特徴としては、大部分のキャラ+視聴者と、一部のキャラとの「上り下がり」が乖離しているのではないかと考えられます。
そこで、二つの視点で上り下がりを見てみることにします。


まずは視聴者視点。

  1. 下がる
  2. 上がる
  3. 下がる

見事に波を描いています。


次にほむら視点。

  1. 下がる
  2. 上がる
  3. 上がる

まどかを自分の手中に納める事ができたのだから、(深層心理で何を考えているかはともかく)嬉しいだろう。という仮定に基づきます。


とりあえずこの仮定の元では、確かに上り下がりの仕方に乖離があります。
この乖離が大きいほど、おそらく衝撃が大きいのではないでしょうか。