C83参加しての反省とか

ご無沙汰…どころではないことは分かってはいるのですが、ちょっと反省したいことがあったので反省します。


前提:
鍵屋の個人サークル『浜辺の散歩道』は、このC83がコミケ初参加です。これまで、まどマギゆるゆりオンリーイベントには複数回サークル参加したことがあります。
鍵屋が書くのは小説で、これまでサークルで出した本は、鍵屋が主催になった合同誌が主です。
「好きでやってる同人活動とは言え、多額のお金がかかっているので損しない販売戦略だとかを目指す」「利益が出ればなお良し」というスタンスです。




終わった直後にTwitterに呟いた反省文とその解説。


今回は飼い猫と七海との三人で合同誌を企画していたのですが、言い出しっぺの私の動き出しが遅かったので、締め切り直前にヒーヒー言いながら作業する羽目になっていました。
通常締め切りが遅めの印刷所を選んで締め切りを設定して入稿しましたが、元々印刷部数も少ない予定だったため原価が高く、その分沢山の部数を頒布しないと印刷費すら元が取れない状態になっています。
頒布部数を伸ばすためには需要のある所で頒布すれば良いのですが、コミケのようなジャンル総合の同人誌即売会では、ジャンルのオンリーイベントと比べて、来てくださる方々の興味関心は薄いように感じます。そのため、見込める販売部数はオンリーイベントよりも少なくなると考えられます。
(もちろん、これまでにこのジャンルに特別に興味を持っていなかった人が購入してくださる可能性は上がりますが、後述の理由から小説ではこの可能性は皆無だと考えて良い)

ポスターはどんなイベントでも大切だと思い知りました。
まず、一般参加者にとっての現在位置を知るランドマークになります。大抵のポスターにはスペース番号が書かれているため、地図と照らし合わせて、自分がどこにいるのかを把握するのに使われます。
また、目を引くので見つけてもらいやすくなります。自サークルを目指して来てくれている人はもちろん、ダラダラ見ているだけの人の目も引くので、興味を持って手に取ってもらいやすくなりますし、そのジャンル周辺を回ってらっしゃる方には特に興味を持っていただけるのではないでしょうか(単純接触効果)。
新刊の有無は、どうやら購買意欲に影響しているようです。今日だけでも3回、「どれが新刊ですか」と聞かれましたし、中にはあまり内容も確認せずに「新刊一部ください」と言ってくださる方も居ました。「新刊」が特別な意味を持つのであれば、それがあることをアピールしない手は無いでしょう。今回は一応、値札にカラーで「新刊」「既刊」の文字は入れておいたのですが、色が悪かったのか、それとも値札には目が行かないのか、上記のような質問が来たので、次回からはお隣の四薔薇会さんみたくA4サイズで「本日新刊あります」とかポスターを作って出すべきだと思いました。流石、ベテランサークルさんは違う。

小説の同人誌は、言わずもがな売れません。小説書きとしては悲しいですけど歴然とした事実です。Pixivだって、ランキングを見てご覧なさいよ。1位の人の評価スコアとブックマークの桁を比べたら一目瞭然ですよ。
だって小説は読まなきゃ善し悪しが判断できなくて、読むのには(絵を見るのに比べて)とても時間がかかるんですもの。
もしくは「絵を描かずに文章を書くのは逃げ」みたいな風潮はあるので、それのせいかもしれません。
まあ、なんにせよ第一印象としては圧倒的に絵に劣るので、会場で「この本を購入するか否か」を判断してもらうのは無理があります。
すると、即売会の前からのPRでどれだけ見込み購入者を増やせるかが問題になってきます。
このツイートをした後の打ち上げでお聞きしたのですが、ということだそうですので、やはり即売会の前にどんなPRを張るかが問題ですね。
それでも会場では見ず知らずの方が初見だというのに購入してくださることもあります。飼い猫が分析するには「表紙買い」だそうですので、はやり第一印象も重要ということでしょうか。
PRと良い表紙、両立させて行きたいですね。

朝にゆりかもめが止まってしまったり、挨拶回りに行っている間に一時間以上経っていたり、宅配の搬出の時間がわからず焦ったりして色々と辛い思いをしたので、すべて計画を立てて頭に入れておきましょう。予定通りいくことなど無いと思いますが、予定の順番を変えたりすればいいだけなので、次の行動が起こしやすいと思います。
普段のオンリーなら勝手が分かっていたのですが、コミケはちょっと違ったりします。

こちらは外国の方がサークルに来てくださったときのこと。アメリカ人の方が来て表紙を眺めていたので、とりあえず拙い英語で意思疎通を図りました。話はできましたが、上記の通り「漢字は覚えるのが大変で難しくて読めないから、ふりがなを振っておいてくれないと読めないんだよね」と仰っていたので、余裕のある方は海外向けのフォーマットを用意しても良いかもしれませんね。ただ、紙で刷って用意するのは割にあわないでしょうから、海外向けの電子書籍のサービスとかを使って公開するとかしないといけないのかな。


以上、今日のまとめ反省。




こんどからもっと早く動き出しましょう。
そもそも本文の小説が面白くないと面白くないので、小説も上手く書けるようにしましょう。



追記:
ななみんからご意見いただきました。「一番クォリティが高いもの」=「新刊」という認識なんでしょうかね。言われてみれば、私もとりあえず「新刊ください」と言ってしまうことがあります。
特に長くやってらっしゃるサークルさんほど「新刊」は大切ですね。新刊は間違いなく買ってない本ですからね。
あとは、CPなどの属性を前面に押し出したディスプレイにするのが良いのでしょうか。確かに見て回ると、値札にタイトルを書いていないところもチラホラありますね。タイトルは重要ではないと…寂しいですけれど確かに見られる場所ではないね。

今後のディスプレイの仕方や、PRの仕方の参考にしたいと思います。