我観光上海

昨日の夜寝るのが遅かったせいで、一同8時半までぐっすり。
朝食は10時までなので、着替えてからさっさと向かいます。
ホテルの従業員さんの大体は英語話せる方なので、意志疎通の主な手段は英語になります。こうなると、やっぱり世界共通言語なんだなー、と思いますね。私のネジのゆるんだ頭もそれは分かってるのか、目の前の人が日本人ではないと分かると、思考がすぐに英語モードに切り替わるようになりました。おそるべし環境の力。


さて、味の方はと言いますと、


H先輩「照り焼きチキン(日本料理)が一番上手かったのが残念」
K先輩「肉まんの中がカスタードなのにびっくりしたよ。これはデザート用だな。あと豆腐スープのトッピングのエビが美味しい」
鍵屋「ココナッツミルクのシリアルが美味しかったですねー」


こんな感じ。正に三者三様。
今日はKさんの知り合いの日本人Sさんが観光案内してくれるとのことで、1時間ほど中国語ガイドや中国語の教科書を手にして待ちます。
やがて現れるSさん。早速、


Sさん「今晩何食べたい?」


と聞かれていろいろ話してたんですが


S「四川料理は怖いよ。あれ食べ物じゃなくて拷問の道具に近いよ」
鍵「日本の丸美屋の麻婆豆腐なんて比較にならないほどですか」
S「もう比べられないよ。食べた後10分ぐらい口の周り感覚がないもん」
K先輩「なんか一服盛られたような感じですか」
S「しびれ薬とかね」


という四川料理の恐ろしさをたっぷりと教えて貰いました。
一同、市中の高速でギョエン(漢字忘れた)なるところへ向かいます。
スタバとかが普通に中国的な建物の中に混じってる様子を見ながら、昼食の小龍包屋さんへ。
その間、たくさんの客引きの人に絡まれました。Sさんが言うには


「無視が一番」


とのことで、徹底的に無視しまくれば最長でも1ブロックまでに諦めてくれることを実験して確かめました(ぉ


肝心の小龍包屋さんでやっぱり日本人のA1さんとA2さんを紹介してもらい、みんなで小龍包をいただきます。




なんだかやたらに美味しかったです。やっと中国にきたって感じがしました。
特に春巻きの中にあんかけ豆腐みたいなのが入った奴に驚かされました。春巻きの中がお肉じゃない! とても美味しかったですが。
全員では食べきれなかったので、余った分は箱に詰めて貰いました。中国ののレストランでなら、大体のお店で余った物を詰めて貰えるんだとのこと。へぇ。


その後、Aさんお二方と我々3人でギョエンを歩き回ります。
「お土産に何を買おう?」となったとき、


A1さん「あ、私の友達でこの近くに偽物のブランド品売ってる人がいるよ!」


マジですか。


なるほど、偽ブランド物も面白いね、ということで全員で見物に向かいます。
大通りから一本横に入ったところのお家の中に偽物がたくさん並んだお店がありました。
時計、鞄、お財布と、あとはベルトと服が少々。彼らのために何があったのかは詳しく書きませんが、


「へー、これが偽物・・・」


と感心してしまうくらい、A級品(出来が良いもの)は作りがしっかりしていました。
みなさんも偽物には気をつけましょうね♪(何を今更




そして今回の観光の目玉、上海ヒルズ(この前完成したばかりのやつ)に向かいます。
本の森ビルが作った建物なので日本でも有名でしょうか。少なくとも私は知ってました。
なんと100階建てのビルだと言います。下から見上げると、先端は平たい形をしているはずなのにとがって見えます・・・
チケットを買い、空港のような手荷物検査を受けてから高速エレベーターで95階へ。さらにエスカレーターとエレベーターで100階へ!
人がゴミの様どころか豆粒のようでした。




10分ほど歩いて上海の地下鉄に乗ります。
地下鉄以外に電車は、空港行きのリニアモーターカーしかなく、地上に電車は見受けられません。
切符売り場に並んでびっくり。料金表がありません。
すべてタッチパネルの販売機で路線と駅名を選べば、再利用可能なICカードが出てきます。この切符ICカードは、改札を出るときに回収され、また販売機で使われるというリサイクル!
もちろん日本のSUICAみたいなチャージ式のICカードもありました。この再利用ICカードは日本でも導入していいんじゃないかと思いますね。後から聞いた話、製造してるのは凸版印刷らしいですし。


次はお土産を物色しに大通りへ向かいます。
なんでも歩行者天国だとかで、ずいぶんとにぎわっていました。
スピーカー付き、電動で中のシートが入れ替わる広告マシーンみたいな広告機がたくさん並んでいる通りで月餅(げっぺい。中国のお月見団子)を1パック購入。
ほかにもアヒルの舌の薫製だとか、豚の顔面だとか、私としてはゲテモノとしか思えないような食品もいくつか並んでいましたが、誰も買う人はいませんでしたね。
でもAさんたち曰く


「アヒルの舌美味しいよ!!」


とのことでした。まあ成田の検疫で肉類が引っかかってしまうので買いませんでしたが。





今度は夕食のためにお店まで歩きます。
紀ノ国屋のような大きな書店があったり、ボロいお店が建ち並んでいたり(でもお店は大体ボロくて当たり前)、物乞いの母子がいたり・・・
良いか悪いかは別として、いろいろな光景を目にしました。
このあたりから歩き疲れて、慣れているAさん方以外の3人は無言に・・・



1時間ちょっと歩いて、結構高級そうな中国料理屋さんに到着。
わざわざ予約までしてくれていたようで、快適に食事をすることが出来ました。
でも、大体いろんな物に鷹の爪みたいな香辛料を入れるのはどうかと思います。食べづらくて仕方ありません。あと西瓜の生搾りジュースは食事中に飲むものじゃなかったです。デザートとしていただくべきでした。
途中から中国の大学生の方が二人お見えになって、


K「さあ、いろいろ話してごらんよ」


マジすか。私、そんなに英語とか達者じゃないし中国語も自己紹介がちょっと出来るのが限界なくらいですよ。
と、思ったら、英語が達者なH先輩はぺらぺらと。女の子大好きなK先輩は熱意でもって話をしていました。
うーん、私も勉強しないと・・・


聞いていた話、彼女らは多少日本語を第二外国語として習っていて、「よろしくお願いします」「可愛い」は分かるとのこと。
そのうちWさんはコスプレ部(!!)所属で、「さくら」のコスプレをするらしい・・・と、そこで「さくら」が何のキャラなのか分からない、途中からきたSさんが


Sさん「ちびまる子ちゃん?」
A2さん「違うでしょwさすがにそれは無いって(大笑い)」
A1さん「カードキャプターさくらじゃないですか?」
Sさん「え、そうなの?・・・(中国語で会話中)・・・わかんないだってさ」


結局答えは分からずじまいでしたが、多分カードキャプターさくらであってるんだと思います。
もう一人TさんはBREACHが好きだそうで、中でも白夜さんがお気に入りなんだとか。私は一護くんしか知りません(ぇ




みんなでワイワイ食事・・・というより会話を楽しんだ後は、浦東川をゆくナイトクルーズを楽しみに。と言っても、なんだか胡散臭げなお店で80元のチケットを買い、車で船乗り場に送って貰った後、周りは古くさいくせにそこだけやたらハイテクな手荷物検査を受けて船に乗ります。
船が動いてしばらくすると、見える見える浦東の高層ビル群の夜景・・・あれ? 途中でいくつか電気消えましたけど。


Sさん「条例でライトアップは午後10時までって決まってるんだよね。まだ9時56分なのに消しちゃったのか」
A1さん「ぎりぎり間に合うと思ったんですけどねぇ」


まあ、それは残念。
ここでちょうど、持ってきていた使い捨てカメラのフィルムが切れる(デジカメは家の中で充電器を無くしていたため電池切れ中)。
仕方ないので、バッテリー残量警告がしつこいzero3でもって撮りまくりました。写真はその内の一枚。
100万ドルとは行かなかったですが、なかなか綺麗でした。Sさんの話だと、香港の方が夜景は綺麗なんだとのこと。香港も良いですねー。



クルーズ後、私は眠いから、と言ってSさんに送られホテルへ戻ります。先輩方はKさんとクラブに行ってきたそうですが、寝そうになっていた私にはまた縁のない話ですな。