我久々鑑賞映画

数年ぶりに映画を見に行きました。
確か最後に行ったのは「蒼海の王子マナフィ」だったはずなので、1年と10か月ぶりくらいですかね。
今日見に行ったのは「相棒―劇場版―」です。



TVシリーズは2時間ドラマ時代からずっと見てたんですよー。相棒シリーズは大好きです。
それがいよいよ映画化されるというのですから、楽しみでないはずがありませんでした。
お正月の相棒スペシャルでのアナウンスからずっと楽しみに待っていたんですよねー。



今回は、「日本国民に見殺しにされた青年」を巡る連続殺人事件と、その裏にあった機密文書のお話でした。
まぁ、あんまり詳しく書くとネタバレしそうなので自重しますが、右京さんお得意のチェスを使った犯人からの挑戦状、何万人もの人が参加するマラソン大会を狙った行動、犯人の緻密な計画が凄すぎて声が出ませんでした。
あんな脚本はどうやったら書けるんでしょうか・・・
似非物書きとしては、相棒やSPのストーリーの緻密さにあこがれるわけでして。





ストーリーの運び以外にも、犯人の主張する正義と警察の主張する正義のぶつかり合いだったり、日本という国の「都合の悪いことは社会の闇に葬りたがる」癖に胸打たれたりしました。



はたして二つの正義がぶつかり合った時、「悪」になるのはどちらか、「正義」を語るのはどちらか・・・
いつか書いてみたいテーマではあります。




日本の悪い癖は私もほとほと嫌気の射すことだったりします。
おかげで私みたいなのは日蔭者扱いですよ。
ヨーロッパやアメリカでは解消されている所がほとんどなのに、日本はつい10年くらい前?(何年前だか忘れたけど、10年以内なのは確か)にようやく国内で第一回目が行われたばかりだという・・・
しかもそれに対する世間の反応は冷ややかで。私の親だってそんな反応しましたし。
自分の生まれた国で肩身の狭い思いをして暮らすのは嫌なものですよ、ええ。
肩身の狭い思いをしたくなければ本当の自分を隠し通して生きればいいのでしょうが、それって本当に「人生」なんでしょうかねぇ?甚だ疑問です。


ですから、右京さんと犯人が面会しているときに言った犯人の


「みんなが忘れようとする。みんながまるで『そんな事は無かった』事にしようとする」


というセリフのくだりでは涙を流さずにいられませんでした。








まあとにもかくにも面白かったということですよ!
気になった人は劇場へゴー。