PSPDEV for Win32を使おう
Cygwinだと何かと不便なので(suが使えない!sudoも無い!よってライブラリがインストールできない!!!)PSPDEV for Win32に乗り換えることにしました。
DOS窓から操作するので、最低限MS-DOSの知識が必要になります。
って行ってもcdだけ使えればほとんど問題ないですけど。
- PSPDEV for Win32のインストール
まず以下のサイトからPSPDEV for Win32を落としてきてください。
xorloser's blog | things that catch my interest
普通にインストールしてください。
Next連打で大丈夫。
次にインストール先に指定したディレクトリ(デフォルトならC:\pspdev)にあるpspdev.batの中身を編集します。
右クリックから「編集(E)」で。
3行目の
set PATH=%PATH%;%PATH%/bin
を
set PATH=%PATH%/bin;%PATH%
と書き換えて保存。
そのままpspdev.batを実行。
これで準備は完了。
- 使い方
ソースのあるディレクトリにDOS窓から移動して「make」と打てば1.0用のEBOOT.PBPが、「make SCEkxploit」で1.5用のEBOOT.PBPが生成されます。
- ライブラリのインストール
鬼門ですよ。これに何週間か悩まされてきたんですから。
まずライブラリ取得のためにSubversionをインストールしましょう。
下記サイトからWindows用のインストーラーを落としてきてください。
http://subversion.tigris.org/servlets/ProjectDocumentList?folderID=91
普通にインストールします。やっぱりNext連打。
終わったら、早速テストしましょう。
適当なディレクトリ(C:\pspworkでも作って)にDOS窓から移動して、
svn export svn://svn.pspdev.org/psp/trunk/zlib
を打って(コピペも可)Yes,Enter。
何だかズラズラ文字が出てきて「リビジョン2112云々かんぬん」とか言われたらたぶん成功。
成功してればzlibというフォルダが出来てます。
コマンド見てのとおり、ネットに繋ぎますのでファイアウォールにちゃんと許可取らせてください。
そのまま
cd zlib make
でlibz.aとか何とか3つぐらいファイルがzlibフォルダに生成されてれば成功。
ここからが鬼門。
くっついてきてるMakefileは当然UNIX系のコマンドが書かれているので、DOSじゃうまく動きません。
なのでzlibのMakefileを編集します。
Makefile後半の「install:」あたりを編集します。
以下のように変えてください。
編集前
install: $(TARGET_LIB) @echo "Installing libz into $(PSPDIR)" @mkdir -p $(PSPDIR)/include $(PSPDIR)/lib @cp zlib.h zconf.h $(PSPDIR)/include @cp libz.a $(PSPDIR)/lib @echo "Done"
編集後
install: $(TARGET_LIB) @echo "Installing libz into $(PSPDIR)" @copy zlib.h C:\pspdev\psp\include @copy zconf.h C:\pspdev\psp\include @copy libz.a C:\pspdev\psp\lib @echo "Done"
簡単な解説。
ディレクトリincludeとlibはもともと存在するので、コマンド入れると怒られてしまいます。なので@mk...は消去。
DOSにcpなんてコマンドは無いので「cp」を「copy」で置き換え。
$(PSPDIR)は「C:/pspdev/psp」の代わりですが、「/」はcopyコマンドがオプションと受け取ってしまうのでエラーが出ます。
仕方ないのでフルパスで置き換えてやってください。
私は「C:\pspdev」にPSPDEV for Win32をインストールしたので「$(PSPDIR)/」を「C:\pspdev\psp\」で置き換え。
Makefileを保存したら、DOS窓から「make install」で完成。
やったね!鬼門のひとつクリア☆
ですが、が、
SDLがインストールできません。なぜ動かない!sh.exe!!cygreadline6.dllぐらい同梱してくれ!!!