我恐怖虫
朝起きたら熱が下がっていたので学校の用意をイソイソと始めると
机の上にあった、昨日の夜弟に貸していた電子辞書(お手製布カバー付き)をリュック
に放り込んだ時
私は見ました…
よくわからない、ダンゴムシを引っ張って伸ばした様な細長虫をっ…
虫嫌ぁ〜!
「弟め!貴様が昨晩使っていた電子辞書に虫が付いていたのに気付かず、そのままリ
ュックに放り込んでしまったぞ!!」
「朝っばらからうるさいなぁ…
見間違いじゃないの…」
「だってだって倫理の教科書の上歩いてリュックの底にころりと…」
「…」
「触角もあったし…」
「ええぃ!人が朝食取ってる時にそういう話しをするなっ!!」
そういう訳で冷や汗だらだらリュックを引っくり返す鍵屋でした。(結局なにも出てこ
なかった)