小説1話

歯医者行って来た時にネタ浮かんだんで・・・
言うまでも無く、主人公は棒人間です。(詳しくはにこり(リンクの「にこりのおしろ」から行けます)に聞いて・・・)


白は自分が調子に乗りすぎたことを自覚した。
おそらく・・・いや、ほぼ確実に目の前に立っている棒人間――テンガロンハットを被り、両手に携帯可能な大き目のガトリング砲を持った――には勝てない。
棒人間が一歩こちらへ足を踏み出した。
そのとき声が聞こえた。
「白ー、無事かー」
その声を聞いた棒人間はきびすを返し、その場を走り去った。
「お、おい白!どうした!しっかりしろ!」
もう少し大きい黒――白の相棒である――の声を聞いた瞬間、白の意識は途切れた。

「なんか仕事ねーかなー」
白は求人広告を見ながらぼやいていた。
「アイスクリームショップのアルバイトねぇ・・・つまみ食いしそうで不安だな・・・。
郵便配達のアルバイト・・・年末年始でもないのにどーして載ってるんだよ・・・。
ん?軍隊の人員募集・・・」
白はこれを見たとき、自分の闘争心が燃え出したのを感じた。

そうして白は「Summer's Fighter(通称、夏軍)」に入隊した。
元々、白は喧嘩にも強いほうだった。それに多少魔法に対する知識があった為、多少訓練しただけでかなり強力な魔法を発動できるようにもなった。
あっという間に幹部クラスに追いつき、戦闘部隊のほとんどの権限を操れるほどになった。
そして、3人の仲間もいる。
それぞれ、黒、武士、コック。
多少内職をしながらも、かなりの戦闘能力を持つため戦闘部隊で第一線に立っている。

今、夏軍が戦っているのが「Winter's Knight(通称、冬軍)」である。
第一線で戦う白にとって、冬軍の下級兵士はそのあたりを飛び回る虫の様にしか思えなかった。
あるとき、白は一個中隊を一人で撃破した。

その隊長は、キッドのかつての戦友だった。
キッドは「夏軍兵士にかつての戦友がやられた」と聞くと、復讐心に燃え上がった。


今日はここまで。